ペットボトルの水を水道水に変えると年間いくら節約できる?1日2Lで計算してみた

ペットボトルの水を水道水に変えると年間いくら節約できる?

スーパーやコンビニへ行くたびにペットボトルの水を買っていると、1本あたりの金額はそれほど気にならないかもしれません。

ところが、毎日飲む水となると話は別です。

例えば 1日に 2 L の水を飲むとして、ペットボトルを買い続ける場合と、自宅の水道水を使う場合では年間いくら違うのでしょうか。

今回は条件を決めて計算してみます。

結論からいうと、毎日ペットボトルの水を買っている人なら、水道水へ切り替えることで年間数万円単位の節約になる可能性があります。

目次

今回の計算条件

まず条件をそろえます。

今回は次の条件で比較します。

  • 1日に飲む水:2 L
  • ペットボトルの水:1 L あたり 120 円として計算
  • 水道水:1 L あたり約 0.24 円
  • 1年間:365日

ペットボトルの価格は販売店や銘柄によって大きく違うため、今回は比較しやすいように 1 L あたり 120 円とします。

例えば 2 L ペットボトルなら 240 円相当です。

一方、水道水については東京都水道局が、下水道料金と消費税を含めた目安として 1 L あたり 0.24 円を使用しています。

もちろん水道料金は地域や使用量によって変わります。

そのため、0.24 円は全国共通の価格ではなく、あくまで今回の比較用の目安として考えてください。

ペットボトルの水を1日2L飲むと年間いくら?

まずペットボトルです。

1 L が 120 円なら、2 L では、

120 円 × 2 = 240 円

1日 240 円です。

これを 365日続けると、

240 円 × 365日 = 87,600 円

年間 87,600 円になります。

1日だけなら 240 円なので、それほど高く感じません。

しかし、毎日続けば 9 万円近くになります。

ここが毎日購入する商品の怖いところです。

水道水を1日2L飲むと年間いくら?

次は水道水です。

1 L を 0.24 円として計算すると、

2 L では、

0.24 円 × 2 = 0.48 円

1日わずか 0.48 円です。

年間では、

0.48 円 × 365日 = 175.2 円

175 円です。

ペットボトルと比べると、かなり大きな差があります。

なお、東京都水道局が示している 0.24 円という数字には、下水道料金と消費税も含まれています。

年間の差額を計算すると約8万7,000円

両者を並べてみます。

飲み方1日1年間
ペットボトル240 円87,600 円
水道水約 0.48 円約 175 円
差額約 239.52 円約 87,425 円

今回の条件では、

年間約 87,425 円

の差になります。

かなり大きな金額です。

もちろん実際には、毎日必ず 2 L のペットボトル水を購入する人ばかりではありません。

それでは半分ならどうでしょう。

1日1Lでも年間4万円以上違う

1日に購入するペットボトル水を 1 L とすると、

120 円 × 365日 = 43,800 円

です。

水道水なら、

0.24 円 × 365日 = 約 88 円

です。

差額は約 43,712 円

1日 1 L でも、年間では 4 万円を超えます。

「たった 120 円」と考えるか、「毎日 120 円」と考えるかで印象がまったく違います。

500mlの水を毎日1本買うだけでも計算してみる

もっと現実的なケースも考えてみます。

仕事や外出時に、500 ml のペットボトルを毎日 1本買っているとします。

1本 120 円なら、

120 円 × 365日 = 43,800 円

です。

もし自宅から水道水を入れたマイボトルを持っていけば、水そのものの費用は、

0.5 L × 0.24 円 × 365日 = 約 44 円

です。

マイボトル代を考えても、差はかなりあります。

例えば 2,000 円のマイボトルを購入したとしても、

43,800 円 - 44 円 - 2,000 円 = 約 41,756 円

初年度でも 4 万円以上の差です。

マイボトルを翌年も使えば、2年目以降はさらに差が広がります。

マイボトルはいくらで元が取れる?

仮に 2,000 円のマイボトルを購入して、毎日 120 円のペットボトル 1本を買わなくなったとします。

単純計算なら、

2,000 円 ÷ 120 円 = 約 16.7日

です。

水道料金を考慮してもほとんど変わりません。

つまり、17日前後使えばボトル代を回収できる計算です。

その後は、使うほどペットボトル購入との差が広がっていきます。

ここは節約目的でマイボトルを購入する理由として分かりやすいところです。

保冷 保温 真空断熱 ステンレスボトル ハンドル付き
毎日ペットボトルを買う場合は、繰り返し使えるマイボトルへ切り替えると節約しやすくなります。長く使うなら、価格だけでなく洗いやすさも確認して選ぶと続けやすいです。

水道水の味が気になる場合は?

ここで問題になるのが、

「水道水をそのまま飲むのはちょっと苦手」

という場合です。

水道水には地域や建物によって味やにおいの感じ方に違いがあります。

その場合は、一度冷蔵庫で冷やしてみる方法があります。

冷たい水は味やにおいを感じにくくなるため、そのまま飲むより気にならなくなる人もいるでしょう。

それでも気になる場合は、浄水器や浄水ポットという選択肢もあります。

ただし、節約だけを目的にするなら、浄水器の本体価格や交換カートリッジ代も考える必要があります。

浄水ポットを使ってもペットボトルより安い?

例えば、

  • 浄水ポット本体:3,000 円
  • 交換カートリッジ:年間 6,000 円

としてみます。

初年度は合計 9,000 円です。

そこへ水道代約 175 円を加えても、

約 9,175 円

です。

今回のペットボトル代 87,600 円と比較すると、

87,600 円 - 9,175 円 = 約 78,425 円

となります。

仮定した金額ではありますが、ある程度ランニングコストが掛かる浄水器を使っても、毎日ペットボトルの水を購入するより安くなるケースは十分考えられます。

ただし、浄水器は商品によって交換頻度やカートリッジ価格が大きく違います。

購入する場合は、本体価格だけでなく、1年間に交換カートリッジがいくら必要なのかも確認したほうがよいでしょう。

ブリタ 浄水器 ポット型
水道水の味やにおいが気になる場合は浄水ポットという方法もあります。節約目的なら、本体価格だけでなく交換カートリッジの年間費用まで確認して選ぶのがポイントです。

水道水ならペットボトルを買いに行く手間もなくなる

金額以外にも違いがあります。

2 L のペットボトルを何本も購入すると、かなり重くなります。

例えば 2 L を 6本買えば、水だけで約 12 kg です。

車ならそれほど問題にならなくても、徒歩や自転車で持ち帰るのは大変です。

水道水なら、

  • 買いに行く必要がない
  • 重い水を運ぶ必要がない
  • ペットボトルを保管する場所がいらない
  • 空容器を捨てる手間が減る

というメリットもあります。

金額だけではなく、こうした手間まで考えると、水道水へ切り替える意味は大きくなります。

ただし非常用のペットボトル水は別に考える

ここは分けて考えたほうがよいでしょう。

普段飲む水を水道水にすることと、災害に備えて飲料水を備蓄することは別です。

断水すれば当然、水道水は使えません。

そのため、

普段飲む水 → 水道水

非常用 → 保存できる飲料水を備蓄

と分けるのが現実的です。

「節約のためにペットボトル水を一切買わない」という話ではありません。

ペットボトルを毎日買っているなら、一度計算する価値はある

今回の条件では、1日 2 L の水を購入すると年間 87,600 円でした。

一方、水道水を 1日 2 L 使用した場合は約 175 円です。

差額は約 87,425 円。

実際のペットボトル価格や水道料金によって結果は変わりますが、これほど価格差があると、多少条件が変わっても水道水のほうが圧倒的に安いことは変わりません。

毎日の節約というと、電気をこまめに消したり、数円安い商品を探したりすることに目が向きがちです。

しかし、

毎日買っているものを一つ見直す

ほうが大きな節約になることがあります。

もし毎日のように水を購入しているなら、一度、

「これ、1年間でいくら払っているんだろう?」

と計算してみる価値はありそうです。

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